俺とベース

俺の好きな音楽とベースと機材と... 「みんな名曲、名演、名機なのだ」

明日使えない音楽用語2(貧乏バンドマン編)

⚫︎C万(ツェーマン)

一万円の意味。

音楽用語と言うかバンドマン用語。

 

バンドマンは数字をアルファベットで呼ぶ。

1C(ツェー)

2D(デー)

3E(イー)

4F(エフ)

5G(ゲー)

6A(アー)

7H(ハー)

8octave(オクターブ)

9nine(ナイン、または9th)

 

主にギャラ関係の話をする際に用いられる。周囲に人がいてお金の話を堂々とできない場面で有効だ。

また、コードやキーを確認する際にも用いられる。

ステージ上でキーを確認し合う場合は逆に指の本数でアルファベットを表示する。

 

キー確認の際、聞き間違い防止の為ドイツ読みと英語読みが混在する。

 

数字の読み方は上記の通り9通り存在するが、昨今演奏者の賃金は著しく低下してる為C万という言葉以外を現場で聞く事は稀だ。

しかしそれは万単位の話で「D千」とか「G千」という言葉は現場で頻出するので数字のアルファベット読みは全て覚えておきたい。

 

日当や1現場のギャラはC万を下回ると不平不満が爆発するが、不思議な事にC万に届くととりあえず表面上は静かになる。

演奏者を雇う機会がある人は覚えておくといい。

 

元々はジャズマンの隠語だったという説もある。それがテレビ業界にも浸透していったとか。

 

とんねるず石橋貴明氏がテレビの番組でギャグのように使ってた事もあり一時的に一般にも少し浸透した。

 

 

⚫︎ラーギャー

シースー(寿司)やルービー(ビール)に代表される逆さ言葉の一種でギャラの事である。

 

 

⚫︎バンス

ギャラの前借りの事。

アドバンス(advance)に由来している。

ほとんどは遊興費に消える。

 

 

⚫︎あごあしまくら

あご=食事代

あし=交通費

まくら=宿泊費

の事である。

遠方での仕事の場合これが付くのが基本である。

予算の都合上あごあしまくらは付くがギャラがナシという場合もあるが、その仕事先の地域や内容が魅力的で楽しそうだと思えたらそれで受けてしまう事もある。

 

 

⚫︎ナオン

これも逆さ言葉で女(オンナ)の事。

一人前になるまでは女性が大きな支えになってくれる事が多い。

昔はバンドマンと言うと女性に頼って生きているイメージが強かったが現代ではそういうバンドマンも少ないように思う。

ちなみに自分と関係性の低い女性の場合は「ちゃんねー」が正しい。

例えばステージ上からたまたま見かけたちょっと素敵な女性などは「ちゃんねー」を使う方が適切だ。

 

⚫︎すいやー

もう説明不要だろう。

安いの意味。貧乏バンドマンにはすいやーな飲み屋が似合う。

対義語は「かいたー 」

更にお得な無料なものは「だーたー」

 

⚫︎竿(さお)

棒の形状という事でギターとベースの事を指す用語。

転じて男性の下半身部分を指す隠語としても用いられる。

 

最後はまさかの下ネタごめんなさい!

 

以上、今回は音楽用語というよりは昔のバンドマン用語でした。

バンドマン用語はまだまだ無限にあるが、今回は「貧乏バンドマン」というテーマで紹介した。

 

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